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英語学習体験記(TOEIC400点から800点までの道のり)パート④

 

 今回は、TOEIC630点から670点に至るまでに行った学習のうちの一つである、

発音トレーニンと、1カ月間のフィリピンの語学学校での体験談についてお話しします。

 まず、発音トレーニングで扱った教材は、英語耳という教材です。 

英語耳 発音ができるとリスニングができる(CD付き)

英語耳 発音ができるとリスニングができる(CD付き)

 

 私が発音に磨きをかけようと思った理由は、音読トレーニングをする際に、正しい英語の発音方法が分からず、無理矢理英語を発音していたからです。また、無理矢理発音しているということ自体が学習をするうえでのストレスになると考えたからです。

 

 そこで、英語の母音や子音といった、日本語にはない英語特有の音を一つ一つ丁寧に学ぶことの出来る「英語耳」を選びました。

 

 この教材には、英語の母音や子音が一つ一つ丁寧に説明されており、それらの音の発音記号を学ぶとともに、発音する際の口の使い方を学べます。さらに、付属のCDのお陰でそれぞれの音を耳から聞いて練習することも出来ます。

 

 私は、英語耳に出てくる一つ一つの音を何度かCDに合わせて練習し、教材を10周ほどしました。

  

 意識していたことは、最初から完璧にCDの真似をすることにこだわりすぎないということです。

 

 その理由として、英語の発音を全く学んだことがなかった私は、英語耳を取り組み始めた時には英語と日本語の音の違いに驚いており、CDのような正しい英語の音を真似しようとしても、なかなか思うようには発音できなかったからです。

 

 そこで、最初から完璧な発音ができるように無理をして途中で学習を止めるよりは、完璧な発音はまだ真似できなくても少しでも完璧に近づけていったほうが良いだろうと考えました。

 

 そして、毎日15分程、教材と置き鏡を使って、発音を磨いていきました。

 

 英語耳に取り組んだ感想としては、意外と楽しかったです。なぜならば、毎日少しずつ練習していくことで、自分の発音が徐々に改善されていくのを実感できたからです。

 

 例えば、音読トレーニングをする際に、今までは上手く発音できなかった音(音のかたまり)が、英語耳で練習をしていくうちに、以前よりも楽に発音できるようになりました。それにより、自分の発音に少し自信が持てるようになり、「さらに発音を磨いていこう!(音読トレーニングに取り組もう!)」という気持ちになれました。

 

 そして何より、最も嬉しかったのが、リスニング能力の向上に繋がったことです。

 

 英語耳の中に書かれていることでもありますが、「発音できない音は聞きとれない」という言葉があります。逆にいうと、発音できれば聞き取れるということです。

 

 このことを実感したのは、実は英語の学習をしていた時ではなく、自分の好きな洋楽を聴いている時でした。

 

 それまでは洋楽を聴いていても英語の音が耳に入ってこないという状況でしたが、「英語耳」で発音を磨いてから半年以上経った頃、少しずつですが聴き取れるようになっていきました。

 

 今までは聞き取れなかった洋楽が、発音を改善することでより聴き取れるようになってくると思うと、ますます発音を磨く意欲が湧いてきました!

  もちろん洋楽だけではなく、TOEICのリスニングもはるかに聴き取りやすくなっていきました。

 

 その他にも、発音を学ぶことで、相手に誤解されることなく英語を話すことが出来るようになりました。

 例えば、以前は lightとright、hurtとheart、longとwrongなどを混同して話していましたが、似ている発音でも区別して発音できるようになりました。

          (区別して聞き取れるようになりました。)

 

 このように、発音を学ぶことは、英語を話す際の自信にもつながるので、是非やってみてほしいと思います!

 

 次に、1か月間のフィリピンの語学学校での体験談についてです。

 

 私がフィリピンを訪れたのは、大学2年生の春休みの時期でした。私が訪れたのは、セブにあるサウスピークという語学学校でした。

 

 その学校を選んだ理由は、

音読によるトレーニングを重視しているから

生徒に平日は一日10時間以上の学習を義務づける、「本気留学」を掲げており、本気で英語を学ぶ仲間達同志、切磋琢磨できる環境だと判断したから

(観光がメインの遊び中心の環境ではなかったから)

宿舎と教室が一体となっており、移動にかかる時間がほぼゼロだから

料理、掃除、洗濯はスタッフの方々が全てやってくださるので、学習だけに時間を当てられるから

 

 

 その語学学校に滞在した感想として、一日10時間以上の英語の学習をすることは非常にきつかったです(笑)

 

 また、フィリピンに滞在していた頃の私は英語のレベルは、TOEICでは630点ちょっとであり、英作文や英会話の能力がそれほど高かったわけではありませんでした。

 そのため、フィリピン人講師達との授業の際に、自分の伝えたいことが英語で上手く表現できませんでした。

そこで、意識していたことは、授業中に話したり書いたりできなかった英語表現を、授業中にすぐさま日本語でメモを取り、授業後の自主学習の時間で分からなかった英語表現を辞書で調べました。そして、次の授業時に、調べた表現を意図的に話したり書いたりして、講師に伝わるかを試していました。その際に、伝わらなかった表現を講師にしっかりと確認するようにしておりました。

 このように、授業を通じて分からなかった表現を少しずつ定着させていくことで、英語での表現力を向上させていきました。

 

 それ以外にも、この語学学校(サウスピーク)で学んで一番効果があったなと思うことは、発音矯正の授業です。

 サウスピークでは、フィリピン人講師とのマンツーマン授業の中に、生徒の英語の発音の改善を目的とした授業がありました。

 この授業は、以下の二つの教材を使用しながら行われました。

 

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

 
CD BOOK <フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本 (アスカカルチャー)

CD BOOK <フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本 (アスカカルチャー)

 

 上記二つのうちの上の教材は、すでにご紹介した「英語耳」のように一つひとつの英語の音を学んでいくというものです。内容としては、若干「英語耳」と重複する部分があるかもしれません。

 一方、下の教材は、一つひとつの音ではなく、英語がフレーズとして繋がった時にどのように発音するのかを学ぶことができます。

 

 この二つの教材を基に、自分の発音を講師に丁寧に指導していただくことで、日本人が混同しがちな発音を区別でき、誤った発音から脱却することが出来ました。

正直な感想としては、「少しぐらい見逃してくれよ(泣)」と思えるぐらいに徹底した発音強制の授業でした。

 

 1カ月間の語学学校での滞在期間は本当にあっという間であり、この間に英語のスピーキング力、ライティング力、発音を特に磨くことが出来ました

また、「本気留学」と掲げている語学学校であったため、全体的には自分自身を高めようとする意識の高い学生が多かった気がします。

 私は、自分一人では平日10時間以上の英語学習には耐えられなかったでしょうし、その点、周囲の生徒たちと切磋琢磨することができ、良い経験となりました。

 

 そして、フィリピンでの語学学校での学習を終え、日本に帰国後に再びTOEICを受験しました。前回は630点であり、5カ月ぶりの受験でした。

 

 結果は、670点(リスニング380点、リーディング290点)でした。

 

 前回の受験から今回の受験まで5カ月間あったこと、それから1カ月間の長時間学習を終えた後ということを考慮すると、少し物足りないかなと思いました。

 しかし、リスニングの点数が40点伸びていたことTOEICに特化した対策はあまりしていなかったこと(スピーキングやライティングに多くの時間を注いでいたこと)を思えば、納得のいく点数でした!

 

 

 ここまでで以上となります。

 

 

 次回は、TOEIC670点から725点までの道のりについてお話します。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 次回もよろしくお願いします!!