英語学習体験記(TOEIC400点から800点への道のり)パート③
前回に引き続き、今回は
TOEIC630点からその先の道のり(TOEIC670点まで)についてお話します。
少しでも皆さんの参考になればと思います。
この頃の私は、音読トレーニングには慣れてきたものの、やや気分転換をしてみたい時期であったため、何か他の学習教材やトレーニングにも取り組んでみようという気になっていました。
そこで、私が出会ったのが、すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
英語上達完全マップです。
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 56人 クリック: 1,306回
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この本は、前々回の記事(英語学習体験記パート①)でご紹介した國弘正雄さんの
「國弘流英語の話し方」「國弘正雄の英語の学び方」と考え方が非常に似通っている部分がありました。
それは、
英語学習の基礎は音読であり、徹底した音読によるトレーニングが英語習得において一番大切である
という考え方です。
また、この本を読むことで、英語学習に対しての幻想を取り払うことができました。
簡単に言うと、
楽して英語は身につかないということを学びました。
それ以外にも、本のタイトルが「マップ」と名付けられていることもあり、
この本を読むことで英語を上達させるまでの具体的な学習方法や、それらによって得られる効果が詳しく書かれているため、興味のある方は一度読んでみることをお勧めします。
そして、英語上達完全マップを読み終えた私は、音読を中心としつつも、もう一つの軸となるようなトレーニングを取り入れることにしました!
(この頃も、前回の記事で紹介した音読トレーニングは継続しておりました)
それが、瞬間英作文トレーニングです!
(瞬間英作文とは、日本語を素早く英語に変換していくトレーニングです。)
以下の二つの教材に取り組みました。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
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おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介,森沢弥生
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2010/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 23回
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この頃は、英語学習の気分転換を図りたいと思っていた時期でしたので、
かわいい猫のイラストとともに学習が出来るこの教材を個人的には好きでした(笑)
上記2つの教材は、先ほどご紹介した英語上達完全マップの著者である森沢洋介さんによって書かれた教材です。
教材の中に具体的なトレーニング方法が示されているため、迷うことなく学習に取り組めました。
扱われている英文は、中学校1年生から3年生までの間に習う中学英語のみであり、
簡単な英語をいかに速く、大量に口頭でつくれるか
ということを意識して取り組みました。
そして、英語のスピーキング能力の向上に努めました。
これらの教材は、見開きページの左側に日本語が書かれており、右側には左側の日本語に対応する英文が書かれています。
まず、学習を始める前に、
一つの教材をいくつかのまとまりごとに区切りました。
なぜかと言うと、教材の中にも書かれておりましたが、
一度英文に触れ、その英文に再び触れるまでの時間が短ければ短いほど、記憶の観点から効率が良いらしいからです。
(いくつかのまとまりに区切ることで、一つの教材を最初から最後まで取り組んで2周目に入るよりも一定時間に同じ英文に触れる頻度が上がるということ)
例えば、上記の青いほうの教材であれば、
Part 1(中学1年レベル)~Part 3(中学3年レベル)までの3つのパートから構成されております。
そして、Part 1(中学1年レベル)には1~23までの23個の英文があるため、私はこの23個の英文を、以下のようにふたつのまとまりに区切りました。
まとまり①(1から14)
まとまり②(15から23)
このように区切った上で、まとまり①を15周以上したら、まとまり②に取り組みました。
そして、Part 1 全体が終了したら、Part 1を最初から最後まで3周ほどしました。
同様に、次はPart 2、そしてPart 3 というように取り組んでいきました。
そして、最後の仕上げとして、
Part 1からPart 3 までを通して5周ほどしました。
これで、その1冊は完了です!
それぞれの見開きページで私が行ったことは、
①まず左側にある日本語を見て、それに対応する英文を瞬時に頭の中で考えて、英文が思いついたら声に出しておりました。
そして、右側の答えの英文と照らし合わせました。
(英文が思い浮かばなかったらすぐに右側にある回答をみる!)
②右側にある答えの英文の構造や意味をしっかりと理解したら、その英文を2回か3回声に出して音読しました。
そして、
③その見開きページにある日本語を、もう一度上から順に口頭で英作文しておりました。
これでその見開きページは終了し、次のページへと進んでおりました。
取り組んでみた感想として、瞬間英作文トレーニングを始めたばかりの頃は、左側の日本語に対応する英作文を口頭で行うというのは非常に難しかったです。
そのため、常に意識していたのが、
分からなかったらすぐに見開きページの右側にある英文の答えをみる
ということです。
注意点としては、
答えを出すために考え込みすぎ、時間をかけてしまうと、徐々に学習に対してのストレスがかかってしまいます。
英語の学習は継続することが何よりも重要であるため、ストレスをかけるのだけは避けたいところです。
そのため、
私は5秒ぐらい考えても英文が思い浮かばなかったら、すぐに右側の答えを見ておりました。
また、
取り組む回数についてですが、私自身、取り組む回数がやや多かった気がします。
自分に合った回数を見つけるのが良いのかなと思います。
それでも、一つの英文に最低でも10周以上は取り組む必要があると思いました。
私が瞬間英作文トレーニングをする際、意識していたことは、
実際に自分が英語を話すという状態に限りなく近づける
ということです。
具体的には、
同じ英文を何度も口頭で答えていくと、徐々に回答の英文を見なくても答えの英文が瞬時に口から出てくるようになります。
その際に、
日本語に対応する英語を話しているという意識よりも、
実際に自分がその英語を自発的に話しているという意識
をもつようにしておりました。
(慣れてきたら、わざと回答の英文を見ないようにして答えることが大切です。)
そして、私が実感した瞬間英作文トレーニングの効果についてお話しします。
結論から言うと、非常に効果がありました!
その効果を実感したのは、私が大学で英作文の授業をしていた時でした。
1枚のルーズリーフの表に自分自身に関する出来事について書かなくてはならないという課題を、授業終了10分前に告知され、残りの10分間はその課題に取り組んでも良いということだったため、私は内心(どうせ10分間という短い時間では少ししか英作文は出来ないだろう)と思っていましたが、
実際には、その10分間で、
なんとルーズリーフの表だけでなく、裏にまでびっしりと英作文を書くことができました!
もちろん、書いた英文のレベルは決して高かったわけではありません。
それでも、限られた英語表現ではありましたが、
頭で考えているイメージが、日本語を介在することなしに、瞬時に英語で表現出来るという状態でした。
その理由について、私なりに考えてみた結果、
瞬時に口頭で英語をつくれるということは、考える時間のある英作文はより簡単に出来るということだと判断しました。
英語でのスピーキング能力の向上を目指して取り組んでいた瞬間英作文トレーニングでしたが、その効果は英作文で表れたため、大変驚きでした!
また、瞬間英作文トレーニングにより、ある程度の英語表現の型が出来てくると、その型に様々な単語を組み合わせることで、数多くの英語表現が出来ることも実感しました!
今回はここまでとなります。
実は、TOEIC670点までの道のりには、瞬間英作文と同時にもうひとつ発音のトレーニングも行っておりました。
それに加え、この頃に、1カ月間だけ、フィリピンにある語学学校を訪れました。
次回は発音トレーニングとフィリピンの語学学校での体験についてお話させていただきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!!