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英語学習体験記(TOEIC400点から800点までの道のり)パート⑤

 今回は、TOEIC670点から725点までの道のりについてお話します。

 

 この頃は、音読トレーニング、文法、瞬間英作文、発音、(多読)をある程度やり終え、そろそろTOEIC教材を使用してみようかなと思っていた時期でした。

 

 実際に、私が使用した教材は以下の単語帳(スピードマスター)と、TOEIC公式問題集です。

 

TOEIC(R)L&R TEST英単語スピードマスター

TOEIC(R)L&R TEST英単語スピードマスター

 

  

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

 

 

 まず一番上の単語帳(スピードマスター)についてですが、個人的な感想としては、TOEICの単語を全く学習したことがない人にとってはかなり効果が期待できると思います。なぜなら、私自身、TOEICの単語帳はこの1冊しか使用したことがなかったのですが、それでもこの1冊をやりこめば、TOEICの試験で出てくる単語の中で、知らない単語はほとんどないという状態にまでなりました。あとは、問題集を解く中で、自分の知らなかった単語をノートに記録し、復習するようにしておりました。この教材は、前半は、単語と例文から構成されている箇所があり、後半には一つの長文とその長文に出てくる単語(関連する単語)によって構成されている箇所があり、まずは前半の単語と例文から成る箇所を中心に学習していきました。

 

 学習方法としては、始めにCDを使って単語と例文をそれぞれ3周以上耳から聞いて、何となくでいいので、単語の正しい発音を理解するようにしました。なぜかと言うと、単語の正しい発音を知らないまま単語を学んでも、リスニングの際に聞き取ることが出来ないからです。このことは、前回の記事でもお伝えしましたが、「正しく発音できない音は聞き取れない」ということです。

次に、CDは使わず、単語と例文、それからその単語に関連のある単語を1ページずつ見ていきました。ただ、この際に単語を目で見て覚えるだけではなく、発音記号を頼りにしながら、声に出しておりました。その理由として、ただ目という一つの器官で見て覚える場合よりも、一度に複数の器官を使った方がより良い記憶の定着に繋がるそうだからです。このことは、私の経験上、正しいと思います。ですので、目で見るだけではなく、声にも出して単語を覚えるのが良いと私は思っています。

意識していたことは、一つの単語にこだわりすぎないことです。また、最初から完璧に覚えようとしないことです。というのも、1週目から一つ一つの単語を完璧に覚えようとしても、時間とストレスがかかるばかりで、すぐに忘れてしまうからです。人間は一度では覚えられないそうです。(その人にとってよほど重要なことであれば1度で覚えられるみたいですが)私にとって、単語学習の目的は、自分が学んだ単語を実際のスピーキングやライティングでも使えるようにすることであったため、単語帳を何周もしていく中で、少しずつ単語を定着させ、ただの知識ではなく、使える技術に変えていきました。そのため、スピードマスターを少なくとも30周以上はしました。

その他にも、何周もすると自分が覚えている単語とそうでない単語が徐々にはっきりしてくるので、その場合はまだ定着していない単語を中心に取り組んでいました。もちろん、なかなか覚えられない単語をマーカーで強調させたり、Google画像検索で英単語を入力し、出てきた画像を単語帳に直接書き込んでみたりもしました。いろいろ試してみて、皆さんに合った学習方法を取り入れるのが一番なのかなと思っています。

 

 このスピードマスターに取り組んでよかったと思うところは、公式問題集や他の模試を解いていく中で出てくる単語との相性が良いため(スピードマスターに出てくる単語が公式問題集などにも多く出てくるため)、問題集に取り組む中でさらなる単語の定着にも繋がるところです。

 

 

 次に、TOEIC公式問題集についてです。TOEIC公式問題集は、問題慣れするというよりも、音読トレーニング用の教材として使用しておりました。主に使用したのは、公式問題集のPART 3とPART 4です。

 学習方法は、

①まず初めに英文のスクリプトを何も見ずに、音声だけを聴いてみて、どれぐらい自分が英文の内容を耳で聴いて理解できるのかを試しました(5回ほど)

次に、②英文のスクリプトを見ながら、先ほど聞き取れなかった箇所を意識しつつ、 音声を耳から聴きました(5回ほど)

そして、③英文の和訳に一度軽く目を通して話の内容を理解した後、英文を一文ずつ見ていき、和訳と照らし合わせていきました。(この時に、単語や文法構造をできるだけ理解するようにし、8割以上の内容理解に努める。)もちろん、分からない単語や文法があったら、なるべくすぐに調べるようにしておりました。ここまでの準備を終えたらついに音読トレーニングに入ります。やり方はすごく単純であり、

④英文を見ながらCDで音声を2回聴きます。そうしたら今後は英文を見て、場面を頭で想像しながら2回音読します。この際、一番注意しなければならないのは、ただの棒読みになってしまうということです。音読トレーニングは、自分が英文の話し手になりきったつもりで、話の状況を頭で思い描きながら取り組んでこそ、効果があります。なので、最初から音声みたいに速く音読するのではなく、まずはゆっくりでもよいので、内容をしっかりと理解しながら音読すると良いと思います。そして、2回聴いてから2回音読の1セットが終了したら、教材に正の字を一つ書きます。この正の字が5個つくまで(5セット分)まずは頑張ってみましょう!そしたら最後にもう一度音声を英文を見ずに聴いてみましょう。音読トレーニングを始める前よりも格段に英語が聞き取れ、内容も理解できている自分に驚くはずです!

補足として、④を終えた段階で、その長文の1週目は終了にしても良いのですが、私がお勧めするのは、そこからさらにアイシャドーイングシャドーイングというトレーニングを付け加えることです。アイシャドーイングとは、英文を見ながらイヤホン等で音声を聴き、耳から流れてくる音声に合わせて自分も英文を声に出してついていくというものです。一方、シャドーイングとは、英文を何も見ずに、耳から流れてくる音だけを頼りに、音声に合わせて自分も声に出してついていくというものです。難易度は当然ながら、英文を見ることの出来ないシャドーイングの方が高いです。

私の場合、④に加えて、アイシャドーイングを2回、シャドーイングを2回行い、取り組んでいる長文の1周目を終了としました。アイシャドーイングシャドーイングは大変ではありますが、自分が話せる英語の速度を上げると同時に、より速い英語を聞き取れるようになるため、是非やってみてください!

①から④までの1セット×5回が終了し、長文の1周目を終えたら、同じことをあと4周してみてください。そうすれば、1周で10回の音読×5周分=50回の音読となるはずです! 一つの長文を50回音読することに対して様々な意見があると思いますが、英語上達完全マップでは、100回前後の音読を推奨していることを考慮すると、決して多すぎる回数ではないという風に思います。

 私は、このようなやり方で音読トレーニングを行い、何とかTOEIC公式問題集2冊分(音読に使用したのはPART 3とPART 4のみ)をこなしました。

 

 

 そして、上記の単語帳(スピードマスター)と、TOEIC公式問題集2冊を使ったトレーニングをやりこんだ後、いよいよTOEICを受験してみました。

 

 結果は、725点でした!!(リスニング375点、リーディング350点)

感想として、前回は670点(リスニング380点、リーディング290点)であったため、リスニングがやや下がり、リーディングが60点伸びました。音読トレーニングをしていたのにリスニングが下がったことに関してですが、正直、前回よりも英語の音自体はかなり聞き取れるようになったという感覚がありました。ただ、どうしてもTOEICは試験ですので、リスニングの際の先読みがうまくいかずに解けなかった問題が何問もあったので、問題慣れさえすれば、簡単にリスニングのスコアは上がるだろうと思っていました。一方、リーディングのスコアの伸びについてですが、単語帳に取り組んでいたため、知らない単語が減ったおかげで読みのスピードが速くなり、より多くの問題を解けたことで、スコアアップに繋がったと考えました。

 

 

 皆さんも、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 次回は、いよいよTOEIC725点から800点までの道のりについてお話します。

 

 最後までお読みくださりありがとうございました!

 

 次回もよろしくお願いします!!