普通の大学生が殻を破るブログ

英語学習を中心に、考えていることを気ままに書きます!

英語学習体験記(TOEIC400点から800点までの道のり)パート⑥

 今回は、TOEIC725点から800点までの道のりについてお話します。

 

 少しでも皆さんの参考になればと思い、書かせていただきます。

 

 この頃は、TOEIC用の単語帳(スピードマスター)をある程度やり込み、少しTOEICのスコアの方にもこだわっていこうかなと思っていた時期でした。

 

 私がこの時期に取り組んだのは、TOEIC用の問題集である、精選模試です。

 (この時期は、前回の記事でお話した、TOEIC用の単語帳であるスピードマスターと、TOEIC公式問題集による音読トレーニングを継続しておりました。)

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

 

 

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)

 

 精選模試は、青のリーディングと赤のリスニングに分かれており、それぞれ5回分の内容が含まれています。難易度に関しては、公開試験(本番の試験)と同じくらいなのかなと思います。私はこの教材は非常に有効だと思いました。その理由として、他のTOEIC対策本と比べても、問題に対する解説がとても詳しかったからです。TOEIC公式問題集よりも解説は詳しいと思います。また、問題の質も非常に高く、繰り返し説くことで、確実に力がつく(TOEIC慣れが出来る)教材です。さらに、それぞれの問題の正答率が解説の欄に示されているため、正解しなければならなかった問題なのか、それとも落としても良かった問題なのかを判断できます。個人的には、TOEIC関連の教材の中で一番好きな教材でした! マイナスな面としては、音声がCDではなく、CD-ROMによるものなので、慣れない人は取り込むまでにほんの少しだけ手間がかかるかもしれません。

 学習方法について、まずは青のリーディングの方からお話します。私にとって、この教材に取り組む最大の目的は、TOEIC慣れをすることであったため、最低でも3周はすることにしました。やり方はとてもシンプルであり、5回分あるうちのまずはTEST 1から解いていき、何点ぐらい取れたかどうかに一喜一憂するのではなく、それよりも豊富な解説をしっかりと読み込んで、次にTEST 2→3→4→5という風に取り組んでいました。問題を解く際に私が心がけていたことは、①必ず付属のマークシートを使用すること(私の場合、最低でも3周はしたため、足りない分はコピーして補っていました。)②必ずタイマーで時間を計りながら問題を解くことです。①にこだわる理由は、本番の試験がマークシートで行われるため、練習の時から本番と同じような状況で取り組むことで、本番に慌てないようにするためです。②にこだわる理由は、実際にタイマーを使って問題を解くことによって、自分の解くスピードが速いのか、遅いのかが感覚的に分かるようになり、どれくらいのスピードで解いたらより多くの問題が解けるのかということや、より正答率を上げられるのかということが、分かるようになるからです。逆に、普段はタイマーを使用しないで問題を解いていると、いざ本番になった時に、どれぐらいのペースで解いたらよいかが分からず、ゆっくり解きすぎて最後の長文にあまり取り組めなかったり、速く解きすぎて正答率が著しく下がったり、というような状況になってしまいます。以上のことを踏まえて、TEST1~5までを最低3周し、学習は完了としました。

 取り組んでみた感想としては、2周目や3周目になると、すでに一度しっかりと復習をした場合であれば、1周目に比べるとかなり楽に答えられると思います。ただ、その際に、もう答えが分かっているからといって適当に文章を読んでしまうと、力はつかないと思います。そうではなくて、たとえ答えが分かっていたとしても、なぜこの選択肢が答えになるのかという根拠をしっかりと考えながら解いていくことで、違う問題を解くときにも、正しい選択肢を選べるようになります!私は、この青の精選模試に取り組んだお陰で、どういう風に考えたら正解を導けるのかということや、どこに解答の根拠があるのかが、以前よりもはるかに分かるようになりました。是非、精選模試にチャレンジしてみてください!

 

 次に、赤のリスニングの方についてです。こちらも青のリーディングと同様に、TEST1からTEST5の5つのテストからなり、詳しい解説と問題の正答率が示されています

 学習方法は、マークシートを用意して解き、解き終えたら間違った問題を中心にしっかりと復習をしておりました。復習のやり方は、間違えた問題や、聞き取れたかどうか不安な問題を、

①まずは解答のスクリプトを何も見ずに、もう一度3回~5回聴いてみて、正解を選ぶことができるかを試してみます

次に、②日本語訳に一度目を通した後、英文を一文ずつ日本語訳と照らし合わせていきます。この際、単語や文法構造を意識しながら取り組むことが大切です。ここまでの作業が完了すると、英文の内容自体は把握できているはずなので、あとは実際に英文が音だとどのように聞こえるのかを理解するため、

③英文を見ながら3回ほど音声を聴きます。その時に、解答の根拠はどこにあるのかを意識すると、より効果的です。

その次に、④音読トレーニンに入ります。やり方は簡単で、「音源を2回聴く→英文を2回音読するを1セットとし、これを3セット行います。復習はこれで完了です!ポイントとしては、音源を2回聴く際に、実際に問題を解いているかのように、選択肢を選ぶための質問の音声も聴いて、正解が選べるかどうかを試してみることです。もしこの時点で正解を選ぶのに苦労するのであれば、本文の理解が足りないか、質問や選択肢の理解が足りていないと思われるので、分からない部分の理解に努めましょう!

 私の感想としては、上記の3セットを行えば、正解の選択肢を選ぶことに関しては、それほど難しくはないという状態になりました。ただ、どうしても英文の内容が難しかった時は、3セットをやり終えた次に日に、同じ英文をまた3セット取り組んでおりました。そうすることで、その場しのぎではなく、英文を正確に理解できるようになりました。また、私がお勧めするのは、余力があるのであれば、3セットを終えた後にアイシャドーイングを2回、シャドーイングを2回行うことです。

※アイシャドーイングとは、英文を見ながら、耳から流れてくる音声についていくように自分も音読することです。一方、シャドーイングとは、英文を何も見ずに、耳から流れてくる音だけに集中して、音声についていくように自分も音読することです。

実際、私も英文の内容をより聞き取れるようにしたい時や、余力があるときには、アイシャドーイングシャドーイングを追加で行っていました。

 

 

 そして遂に、精選模試の効果を試すべく、3カ月ぶりにTOEICを受験しました

 

 結果は、800点でした!!(リスニング430点、リーディング370点)

 

 前回の結果が725点(リスニング375点、リーディング350点)であったことを考えると、リスニングが55点も伸びたことは、大変嬉しかったです。

 今回の試験を受けた感想は、リスニングに関しては、どこに焦点を当てて聴いたらよいのかが精選模試を通じて分かるようになっていたため、かなり簡単に思えました。この経験から、精選模試は非常に効果があることを実感しました!

リーディングに関しては、350点→370点と20点伸びましたが、PART7の長文の正答率が低いように思われました。もちろん精選模試の効果はあったと思われるのですが、それでもまだまだ問題慣れが足りないことや、英文の読みの量が足りないことを痛感しました。

 

 

 

 ここまでで、私のTOEIC400点から800点までの道のりについて、英語学習体験記パート①~パート⑥という形でお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?? 

大学に入学してから本格的に英語の学習をはじめ、400点から800点に至るまでには、約3年間かかりました。私自身、英語上達完全マップを中心としながら、英語学習者の方々によるたくさんのブログを拝見させていただき、日々工夫を重ねながら学習をしてきました。もちろん、私の学習法が正解かどうかは分かりませんし、中には遠回りだと思われるような学習法もあったと思います。それでも、高学歴でもない普通の大学生でも、TOEIC800点を取得することが出来ました。この経験から、高校時代に英語が出来なかった人でも、大学受験で上手くいかなかった人でも、大学に入ってから真剣に学習を継続すれば、必ず英語は身につけられるということを身をもって体験しました。ですので、もし英語の学習で苦労していたとしても、学習を途中で投げ出さずに継続してください!そうすれば、必ず結果を出すことが出来ます! 頑張っていきましょう! 私も頑張ります!!

 

 

 今回はここまでとなります。

 

 最後までお読み下さりありがとうございました!

 

 次回もよろしくお願いします!!